長岡造形大学 情報リテラシー論 は毎週火曜日4限。
講師は インスパイア株式会社 代表取締役 横田さんです。
横田さんのサイトにはこちらから。
10月6日 情報リテラシー論 講義2日目でした。
今回の講義の内容は【検索エンジンの歴史】です。
今回はYahoo!とGoogleで大まかに分けて書いていこうと思います。講義がそうだったので。
まずは今日において多くの人が使っているキーワード検索登場までの大まかな流れを説明します。
●1990年からはネットサーフィンの時代
ネットサーフィンってわかりますか?
まだこの時代には我々お馴染みのキーワード検索がないので、新しいサイトを見つけるには知っているページからリンクをたどってぐるぐる回りながら自分の目的のサイトに行くしかありませんでした。
これをネットサーフィンというのだそうです。
●1994年からはYahoo!の時代
1994年 Yahoo!カテゴリ検索が始まりました。
カテゴリ検索というのは大きなまとまりからリンクをたどって自分の目的のサイトまで行くものです。
例えばアロエヨーグルトを通販で買いたいときに次のように辿ります。
Yahoo!カテゴリ→ショッピング→グルメ→乳製品→ヨーグルト→アロエヨーグルト
1つ選択するとまた選択肢がでて、そこで選択して…の、繰り返しで辿るのです。
●1998年からはGoogleの時代
1998年 ついにGoogleキーワード検索が始まりました。これによって、私たちが今日も行っている検索が出来るようになったのです。
----------------------------------------<
▼Yahoo!
1994年 Yahoo!がカテゴリ検索を始めました。
上記しました通り、カテゴリ検索とはポチポチリンクを辿って目的のサイトまで行くやり方のことです。
さてそれではこのカテゴリ検索ですが、カテゴリに登録していくのは手作業で行われていたそうです。
そこで問題が起こります。サイトの増加にカテゴリに登録する作業が追い付かなくなってしまったのです。
サイト数が100万を越えた1997年頃にはカテゴリ検索サービスは破綻してしまったそうです。
そんなこんなで1998年 Googleがキーワード検索を始めます。
「これはすごい!」ともちろんなりますよね。
そうしてYahoo!もこのキーワード検索を取り入れます。
しかしYahoo!検索エンジンの根幹であるカテゴリサービスは消えずに残りました。
ではどのように残ったのか…?
それは 検索結果欄へのカテゴリ登録サイトの優先表示 です。
カテゴリに登録するのは手作業なので当然人がやりますよね。そんな手間までかけてサービスを行うのに利益がないのはYahoo!さんも困りますよね。
だからってことはありませんが、当時、カテゴリ登録するのにはお金がかかりました。
では、お金をかけてまでカテゴリ登録を申し出る理由は?ってことですが、それが優先表示なのです。
キーボード検索をすると結果がずらっとでてきます。今は上にちょろっと広告があって、その下から順々に結果が表示されています。ですが、当時は広告と結果の間にYahoo!にカテゴリ登録したサイトが五十音順に並んでいたそうです。1ページ目にのるわけですから人の目につきやすくなります。そうするとサイトに来てくれる人が沢山になりますよね。それが理由です。
こんなふうにYahoo!はカテゴリサービスで利益を出していました。しかしYahoo!、段々と人気がなくなっていきます。なぜならば、「お金を払ったら有名になれるなんて、それはどうなの?」と考える人が出てきたからです。
仕方ないのでYahoo!さんは2005年にはこの優先表示をやめてしまいます。するとカテゴリ登録する意味がなくなってしまったのでカテゴリの登録数が減っていったのです。
こうしてYahoo!の検索エンジンの根幹であるカテゴリサービスは破綻してしまいました。2014年にはアメリカのYahoo!directory(カテゴリサービスと同義)が閉鎖してしまったそうです。
ここで「アレ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そうです。Yahoo!JAPANはカテゴリサービスを継続中です。これにも理由がありまして、日本ではYahoo!のシェア率が高かったんですね。日本では1番です。とっても強気です。
はてさて、Yahoo!、これからはどこから収入を得るのか…
ということで、Yahoo!は検索結果から ヤフオク! や Yahoo!ショッピング に誘導するような工夫をし始めました。自分達のサイトだからやりたい放題できますしね。
ちなみに ヤフオク! と Yahoo!ショッピング どちらが出てくるのかの違いはそう検索したお客さんがどっちで買ったかのデータから多い方を出しているそうな。
さらに、Yahoo!は考えました。カテゴリサービスがすでに破綻していて、個人がお金を出してカテゴリ登録してはくれなくなってしまいました。では、大きな企業に頼んでみてはどうだろうか。ということで、検索結果欄に表示されるようにしないかと大きな企業を勧誘します。そして検索結果欄のスペースを勝手もらうようにしました。
また、Yahoo!トップページのバナー広告。これも広告料がとれますね。ポータルサイトなので沢山人が見るから広告出しませんかと勧誘です。でもこのバナー広告、実はYahoo!の関連のものが多いそうです。広告枠を買ってくれる人があんまりいないんだそうです。Yahoo!さんがんばって…
▼Google
さて初めに1つ確認します。
実はGoogle、検索エンジンの会社じゃないんです。えっそうなの?と私も思いました。
じゃあ結局なんの会社なの?ということですが、広告代理店だそうです。実際、売上の96%が広告なんだそうです。
確かに、検索結果欄に広告ありますよね。ではその広告がどのような仕組みかをさらっと説明します。
検索結果欄にある広告はワンクリックごとにGoogleにお金が入る仕組みになっているんだそうです。では広告の表示順についてですが、これもクリックの単価によるところが大きいみたいです。クリック単価以外の要因としてはキーワードがどれくらいあっているかなどだそうです。
先程Yahoo!のところで書きましたが、やっぱり上の方に出てた方が人が気づいてくれますし、間違って押してくれちゃうこともあり得ますよね。ですんでここの広告代金はオークション形式に値が上がっていくのだとか。当然ながらお金には限度があるので一定のところでその競争も終わります。
さて、この広告。Googleを多くの人が利用しているからこそ成り立っていますよね。見てくれる人がいないと広告枠をとってもらっても仕方ありませんので。では、どうしてGoogleは世界一のシェア率を獲得することができたのか。
それはやはり検索結果がちゃんとしているからです。広告は出ていますがYahoo!さんのしていたように優先してどこかを表示することもしてないですし、キーワードとどの程度あっているのかもしっかりしているみたいです。
この検索結果の順ですが、Googleではリンクが関係してきます。あるサイトA(90点)がサイトB、C、Dにそれぞれリンクを貼ると、そこには各30点ずつ加点されます。そしてその3サイトが別のところにリンクを貼って…とぐるぐると加点されていきます。そしてこの点数が高いほど上に表示されるとのこと。
さてここで少しリンクについて整理させてもらいます。
人がなんのためにリンクを貼るのか。箇条書きで。
1 自分のための記録
後から見たいサイトなどをメモする感じですね。
2 細かいことを省略するため
簡単に言うと「詳しくはコチラ!」ってことですかね。
3 他の人に伝える
自慢したりするときにお店のホームページのリンクを貼るみたいな。
4 引用のため
引用元を示すためにリンクを貼りますよね。
長くなってしまったのでここからはさらっと感想を交えて書きます。
まず驚いたこと。なんとGoogleとYahoo!の検索結果、今は同じ順らしいです。検索エンジンではあまり稼げなくなったYahoo!さんがGoogleさんと提携したらしく…。もうYahoo!派、Google派で争うこともありませんね。
さらにちょっと考えさせられたのは簡単に言うと「携帯やスマホを使い始めて人間はバカになった」ということ。うすうす感付いていた気もしますが目をそらしていたんですかね。確かに私たち、ちょっとがんばれば思い出せそうなことでもすぐ検索欄開いて調べ始めますよね。そういうことです。
検索エンジンという身近なものでも知らないことってやっぱり沢山ありました。また1つ利口になったのやもしれません。
あと書いてて思ったんですけど、これレポートじゃなくて単なる私の授業内容まとめ日記になってますよね。
すみません、このまま最後までいくと思います。
講師は インスパイア株式会社 代表取締役 横田さんです。
横田さんのサイトにはこちらから。
10月6日 情報リテラシー論 講義2日目でした。
今回の講義の内容は【検索エンジンの歴史】です。
今回はYahoo!とGoogleで大まかに分けて書いていこうと思います。講義がそうだったので。
まずは今日において多くの人が使っているキーワード検索登場までの大まかな流れを説明します。
●1990年からはネットサーフィンの時代
ネットサーフィンってわかりますか?
まだこの時代には我々お馴染みのキーワード検索がないので、新しいサイトを見つけるには知っているページからリンクをたどってぐるぐる回りながら自分の目的のサイトに行くしかありませんでした。
これをネットサーフィンというのだそうです。
●1994年からはYahoo!の時代
1994年 Yahoo!カテゴリ検索が始まりました。
カテゴリ検索というのは大きなまとまりからリンクをたどって自分の目的のサイトまで行くものです。
例えばアロエヨーグルトを通販で買いたいときに次のように辿ります。
Yahoo!カテゴリ→ショッピング→グルメ→乳製品→ヨーグルト→アロエヨーグルト
1つ選択するとまた選択肢がでて、そこで選択して…の、繰り返しで辿るのです。
●1998年からはGoogleの時代
1998年 ついにGoogleキーワード検索が始まりました。これによって、私たちが今日も行っている検索が出来るようになったのです。
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▼Yahoo!
1994年 Yahoo!がカテゴリ検索を始めました。
上記しました通り、カテゴリ検索とはポチポチリンクを辿って目的のサイトまで行くやり方のことです。
さてそれではこのカテゴリ検索ですが、カテゴリに登録していくのは手作業で行われていたそうです。
そこで問題が起こります。サイトの増加にカテゴリに登録する作業が追い付かなくなってしまったのです。
サイト数が100万を越えた1997年頃にはカテゴリ検索サービスは破綻してしまったそうです。
そんなこんなで1998年 Googleがキーワード検索を始めます。
「これはすごい!」ともちろんなりますよね。
そうしてYahoo!もこのキーワード検索を取り入れます。
しかしYahoo!検索エンジンの根幹であるカテゴリサービスは消えずに残りました。
ではどのように残ったのか…?
それは 検索結果欄へのカテゴリ登録サイトの優先表示 です。
カテゴリに登録するのは手作業なので当然人がやりますよね。そんな手間までかけてサービスを行うのに利益がないのはYahoo!さんも困りますよね。
だからってことはありませんが、当時、カテゴリ登録するのにはお金がかかりました。
では、お金をかけてまでカテゴリ登録を申し出る理由は?ってことですが、それが優先表示なのです。
キーボード検索をすると結果がずらっとでてきます。今は上にちょろっと広告があって、その下から順々に結果が表示されています。ですが、当時は広告と結果の間にYahoo!にカテゴリ登録したサイトが五十音順に並んでいたそうです。1ページ目にのるわけですから人の目につきやすくなります。そうするとサイトに来てくれる人が沢山になりますよね。それが理由です。
こんなふうにYahoo!はカテゴリサービスで利益を出していました。しかしYahoo!、段々と人気がなくなっていきます。なぜならば、「お金を払ったら有名になれるなんて、それはどうなの?」と考える人が出てきたからです。
仕方ないのでYahoo!さんは2005年にはこの優先表示をやめてしまいます。するとカテゴリ登録する意味がなくなってしまったのでカテゴリの登録数が減っていったのです。
こうしてYahoo!の検索エンジンの根幹であるカテゴリサービスは破綻してしまいました。2014年にはアメリカのYahoo!directory(カテゴリサービスと同義)が閉鎖してしまったそうです。
ここで「アレ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そうです。Yahoo!JAPANはカテゴリサービスを継続中です。これにも理由がありまして、日本ではYahoo!のシェア率が高かったんですね。日本では1番です。とっても強気です。
はてさて、Yahoo!、これからはどこから収入を得るのか…
ということで、Yahoo!は検索結果から ヤフオク! や Yahoo!ショッピング に誘導するような工夫をし始めました。自分達のサイトだからやりたい放題できますしね。
ちなみに ヤフオク! と Yahoo!ショッピング どちらが出てくるのかの違いはそう検索したお客さんがどっちで買ったかのデータから多い方を出しているそうな。
さらに、Yahoo!は考えました。カテゴリサービスがすでに破綻していて、個人がお金を出してカテゴリ登録してはくれなくなってしまいました。では、大きな企業に頼んでみてはどうだろうか。ということで、検索結果欄に表示されるようにしないかと大きな企業を勧誘します。そして検索結果欄のスペースを勝手もらうようにしました。
また、Yahoo!トップページのバナー広告。これも広告料がとれますね。ポータルサイトなので沢山人が見るから広告出しませんかと勧誘です。でもこのバナー広告、実はYahoo!の関連のものが多いそうです。広告枠を買ってくれる人があんまりいないんだそうです。Yahoo!さんがんばって…
さて初めに1つ確認します。
実はGoogle、検索エンジンの会社じゃないんです。えっそうなの?と私も思いました。
じゃあ結局なんの会社なの?ということですが、広告代理店だそうです。実際、売上の96%が広告なんだそうです。
確かに、検索結果欄に広告ありますよね。ではその広告がどのような仕組みかをさらっと説明します。
検索結果欄にある広告はワンクリックごとにGoogleにお金が入る仕組みになっているんだそうです。では広告の表示順についてですが、これもクリックの単価によるところが大きいみたいです。クリック単価以外の要因としてはキーワードがどれくらいあっているかなどだそうです。
先程Yahoo!のところで書きましたが、やっぱり上の方に出てた方が人が気づいてくれますし、間違って押してくれちゃうこともあり得ますよね。ですんでここの広告代金はオークション形式に値が上がっていくのだとか。当然ながらお金には限度があるので一定のところでその競争も終わります。
さて、この広告。Googleを多くの人が利用しているからこそ成り立っていますよね。見てくれる人がいないと広告枠をとってもらっても仕方ありませんので。では、どうしてGoogleは世界一のシェア率を獲得することができたのか。
それはやはり検索結果がちゃんとしているからです。広告は出ていますがYahoo!さんのしていたように優先してどこかを表示することもしてないですし、キーワードとどの程度あっているのかもしっかりしているみたいです。
この検索結果の順ですが、Googleではリンクが関係してきます。あるサイトA(90点)がサイトB、C、Dにそれぞれリンクを貼ると、そこには各30点ずつ加点されます。そしてその3サイトが別のところにリンクを貼って…とぐるぐると加点されていきます。そしてこの点数が高いほど上に表示されるとのこと。
さてここで少しリンクについて整理させてもらいます。
人がなんのためにリンクを貼るのか。箇条書きで。
1 自分のための記録
後から見たいサイトなどをメモする感じですね。
2 細かいことを省略するため
簡単に言うと「詳しくはコチラ!」ってことですかね。
3 他の人に伝える
自慢したりするときにお店のホームページのリンクを貼るみたいな。
4 引用のため
引用元を示すためにリンクを貼りますよね。
長くなってしまったのでここからはさらっと感想を交えて書きます。
まず驚いたこと。なんとGoogleとYahoo!の検索結果、今は同じ順らしいです。検索エンジンではあまり稼げなくなったYahoo!さんがGoogleさんと提携したらしく…。もうYahoo!派、Google派で争うこともありませんね。
さらにちょっと考えさせられたのは簡単に言うと「携帯やスマホを使い始めて人間はバカになった」ということ。うすうす感付いていた気もしますが目をそらしていたんですかね。確かに私たち、ちょっとがんばれば思い出せそうなことでもすぐ検索欄開いて調べ始めますよね。そういうことです。
検索エンジンという身近なものでも知らないことってやっぱり沢山ありました。また1つ利口になったのやもしれません。
あと書いてて思ったんですけど、これレポートじゃなくて単なる私の授業内容まとめ日記になってますよね。
すみません、このまま最後までいくと思います。
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